日本和裁士会
日本固有の縫製技術「運針」から生まれる
きものの価値を伝えたい
一般社団法人日本和裁士会は、きものの仕立て技術「和裁」の発展的継承ときものの仕立て職人の社会的地位の向上を目指し、1954(昭和29)年に通商産業大臣(当時)許可の社団法人日本和裁技術士会として設立されました。1958(昭和33)年に社団法人日本和裁に改称し、2012(平成24)年に法人制度改革に伴い一般社団法人日本和裁士会となり、現在に至っています。
会は個人加盟の「和裁士®」(弊会登録商標)によって構成され、技術の研鑽はもとより、「和裁」のPR活動、仕立て加工料の改定など様々なことに取り組んできました。和裁の教科書の編纂・販売や技術コンクールの開催などによって次世代の人財育成を支え、きものの構造に精通した和裁士®だからこその縫製技術や着付けの指導なども行っています。
残念ながらきもの需要が減少した中で、一般の方々が「和裁」に触れる機会も減っていることを受け、近年は日本固有の技術である「運針」の普及・新興にも力を入れています。グローバル化が進み、海外の方々から日本の文化は注目度を高め、評価も高めています。きもの文化、それを支える和裁の技術文化を後世に遺すため、特に運針は子どもたちを中心に伝えていきたいと考えています。
和裁教科書の販売
縫い針の販売
「運針」チャレンジ
全国和裁研修会
支部・ブロックの講習会
全国和裁コンクール
きもの作品コンテスト
和裁の基礎知識
イベント情報
※それぞれの詳しい情報は下記の「click!」バナーをクリックしてください。
『第36回きもの作品コンテスト作品募集』
応募期間:令和7年11月3日(月)~12月5日(金)
(1)学生の部(既存のきもの作品コンテスト)
・応募資格:高校・短大・大学の学生及び卒業生
・課題:下記のいずれかを選択する。
①伝統きもの(一般的な和服)
②アイデアきもの(和装領域で現代感覚を生かした作品)
③自由課題(和装小物を含むコーディネート作品)
・材料:使用生地は自由・自己負担
・出品料:1点2,000円(税込)
(2)ゆかたの部
・応募資格:和裁を趣味として学ぶ人、または和裁技術の資格取得を目指している人
・課題:女物成人用ゆかたの縫製
・縫製規定:身頃、衽、地衿、袖の八布で作成。子供物四ツ身等、男物は不可。素材、所要時間、寸法は問わない(大人物であれば寸法は自由)
・出品料:1点5,000円(税込)、高校生以下2,000円(税込)
(3)袖の部
・応募資格:和裁を趣味として学ぶ人、または和裁技術の資格取得を目指している人
・課題:女物袷長着の両袖の縫製
・縫製規定:左右の袷袖(袖口布が付いたもの)を手縫いで縫製する(ミシン縫製は不可)。素材、所要時間は問わない(大人物であれば寸法は自由)
・出品料:1点2,000円(税込)
(4)運針の部
・応募資格:小学生以上
・課題:運針のみ
・縫製規定:弊会の「運針キット」を使用し、綿布(2尺=約76cm)に手縫いで直線縫いをする。所要時間は問わない
・応募料:なし。「運針キット」(1,000円税込)を購入(運針認定証発行料・送料込)。
詳しい『第36回きもの作品コンテスト』の詳細は下記バナーをクリックして下さい。
別画面で表示されます。
『全国和裁コンクール』
応募期間:令和7年10月1日(水)~11月21日(金)
●令和7年度コンクール日程
応募応募期間 10月1日(水)~11月21日(金)必着
作品提出期間 11月4日(火)~12月45日(金)必着
審査日 12月14日(日)
成績発表 12月15日(月)
●競技概要
競技方法 作品応募形式 ホームグラウンドで挑戦できます!
競技種目 長着の部 技能検定の課題にもなっています!
長襦袢の部
参加資格 特段の制限なし どなたでも挑戦できます!
詳しい『全国和裁コンクール』の詳細は下記バナーをクリックして下さい。
別画面で表示されます。
『第54回全国和裁研修会』
日時:令和7年10月7日
●日時/令和7年10月7日(木)受付開始13:00
●会場/リーセントホテル小倉 1階「ガーデンホール」
福岡県北九州市小倉北区大門1-1-17 TEL.093-581-5673
●受講料/会場:会員7,700円、一般8,800円
オンライン(Zoom)視聴:会員6,600円、一般7,700円
第1部
特別講演 「伝わらない」を無くす、「伝える力」のスキルアップを!
加藤あや氏(株式会社プレアクト代表取締役 スピーチコンサルタント・人材育成コンサルタント)
第2部
技術研修 新しい「羽織物の寸法の割り出し方」の考察〜きものの着方で着姿の変化を見てみよう
九州ブロック会員
◎「懇親会」:研修会後に交流の場を設けます。
詳しい『第54回全国和裁研修会』の詳細は下記バナーをクリックして下さい。
別画面で表示されます。
ページタイトル・リスト
日本和裁士会からのメッセージ
日本人の「心」のよりどころとして受け継がれてきた日本文化の代表ともいえる民族衣装「きもの」。
このきものの美しさを作り出す和裁の技術は、これからの次代を担う若者に受け継いでいってもらわなければならない貴重な技術であり、そして日本人の手で縫い上げ、心のかよう暖かみのある製品づくりが、きものにはなくてはならない技術であり、使命です。
いま「きもの」は静かなブームを呼んでおり、プロに相応しいレベルの高い技術を習得した「和裁士」への期待は年々大きくなっていますが、その一方で、和裁士の数は減少傾向にあるのが現状ですので、プロの「和裁士」は職業としての希少価値を高めています。
「プロ和裁士」への道は厳しいものです。しかし、女性の職業として将来性、経済性は高く、 その技術は生涯の財産でもあります。
会長挨拶
一般社団法人 日本和裁士会
会長:大森貴之
きものの仕立てを通して、豊かな「着て楽しむ」文化を支えます。
「和裁士 Ⓡ 」それは、世界に誇れる日本の民族衣装、きものの反物を、一人ひとりのお客さまの体形や好みに合わせ、一枚のきものに縫い上げるプロフェッショナルの呼称です。
「和裁士 Ⓡ 」は、一般社団法人日本和裁士会が商標登録しており、和裁士会の会員のみが使用できることを、まずはお知らせいたします。
当会は1953年(昭和28年)の創立以降、「和裁士 Ⓡ 」の社会的地位の向上、後継技術者の育成、きもの・和裁の振興を目指し、さまざまな活動してきました。
“和裁技術の日本一”を決める競技会「全国和裁技術コンクール」、高校生以上の学生を対象にきもの作品を公募する「きもの作品コンテスト」、和裁技術の向上を図るとともに、そのベースとなる日本文化やきもの文化への造詣を深める「全国和裁研修会」、プロ和裁士を認定する「和裁士技能検定(旧:職業和裁技能検定)」などを毎年、実施しています。
「和裁士 Ⓡ 」の価値をさらに高め、きものを楽しむ人たちに貢献していくため、近年は「縫って、着て、着せられる和裁士 Ⓡ 」をスローガンに独自の着装資格制度も整備し、着やすく着崩れしにくい着方の習得・指導にも力を入れています。 また、中学校における和装教育、地域社会へのきもの振興にも各地の会員が積極的に参加するなど、活躍の場を広げています。
時代は大きく変化し、きものの市場規模は激しく縮小しました。 また和裁分野においては、中国やベトナムにおける海外縫製が増加し、国内の「和裁士 Ⓡ 」に多大な影響を与えています。
しかし縮小の一方で、市場のニーズは時代と共に多様化・個性化し、新調の仕立てはもちろんのこと、仕立て替えやリフォーム・リメークなどの再生も含め、より専門的で感性豊かな対応が求められてもいます。
きものには多様な楽しみ方があり、それを支える多様な技術や知恵がある…このような多様なニーズに対応しながら、専門技術や知識、創意工夫を蓄積し継承してきたのが国内の「和裁士 Ⓡ 」であり、その「和裁士 Ⓡ 」のネットワークが日本和裁士会と言えます。
きものの仕立てを軸として、「きものを着て楽しむ」という豊かな文化を支え、未来に継承していく――私たち「和裁士 Ⓡ 」は、今日も一針一針に心を込めて、皆様のきものを縫い続けています。
「きものを縫えるあなたへ」… 「きものが縫いたいあなたへ」… 「きものを愛するあなたへ」…
日本和裁士会をよろしくお願いいたします 。
『第54回全国和裁研修会』の詳しい情報はこちらからどうぞ!
『第68回全国和裁技術コンクール』の詳しい情報はこちらからどうぞ!
更新履歴
2025年10月5日
全国和裁コンクール/第36回きもの作品コンテストを追加しました。
2024年10月5日
イベント情報として、『全国和裁コンクール』『第36回きもの作品コンテスト』を追加しました。
2024年7月22日
和装の基礎知識に、『「運針」チャレンジ』『縫い針販売』を追加しました。
2024年7月22日
イベント情報として、『第54回全国和裁研修会』を追加しました。
2025年3月10日
令和6年度和裁士技能検定学科試験の解答を追加しました。
2024年3月4日
第68回「全国和裁技術コンクール」結果報告及び 第35回「きもの作品コンテスト」結果報告を追加しました。
2024年10月4日
イベント情報として、『第68回全国和裁技術コンクール』を追加しました。
2024年6月4日
イベント情報として、『第53回全国和裁研修会』を追加しました。
2024年6月4日
第67回「全国和裁技術コンクール」及び 第34回「きもの作品コンテスト」結果報告を「会員限定サイト」のアーカイブスに移動しました。
2023年12月13日
第67回「全国和裁技術コンクール」及び 第34回「きもの作品コンテスト」結果報告を追加しました。
2023年12月13日
イベント情報の第67回「全国和裁技術コンクール」及び 第34回「きもの作品コンテスト」申込要項削除しました。
2023年12月13日
「北陸ブロック」の第52回全国和裁研修会、終了に伴い申込要項削除しました。
2023年11月1日
イベント情報の第67回「全国和裁技術コンクール」及び 第34回「きもの作品コンテスト」申込終了しました。
2023年8月10日
イベント情報として、第34回「きもの作品コンテスト」を追加しました。
2023年8月10日
イベント情報として、第67回「全国和裁技術コンクール」を追加しました。
2023年8月5日
『イベント情報&会員紹介サイト』の「北陸ブロック」に第52回全国和裁研修会の掲載を行いました。
2023年7月8日
TOPページの一新及び内容序列に対し、Web情報の更新を行いました。
2022年7月2日
会員専用サイトに「アーカイブス」を新設しました。
所在地
日本和裁士会本部・所在地
〒104-0042
東京都中央区入船2丁目4番4号 今村ビル201号
TEL :03-6262-8315
FAX :03-6262-8505
Email:wasai@news.email.ne.jp
最寄り駅:東京メトロ有楽町線 新富町駅